神経管閉鎖障害の発症に関わる因子

最近、女性の間で話題になっている赤ちゃん特有の病気があります。神経管閉鎖障害という名前を聞いたことがあるでしょうか。妊娠初期の母体内でおこるこの病気は、放置することで無脳症や二分脊椎、口蓋裂といった先天性の病気を患ってしまうことがわかっています。とくに無脳症となると死産または流産へとつながる怖い病気であると言えるでしょう。近年さまざまな研究が行われ、これらの病気の予防に葉酸が関わっていることが報告されています。神経管閉鎖障害は、妊娠初期の4週目から5週目頃にみられる先天性異常で別名が神経管欠損症とも言われています。妊娠初期では脳や脊髄などの中枢とも言える神経管が作られますので、赤ちゃんの成長を考えるととても重要な時期と言えるでしょう。神経管閉鎖障害を起こす大きな原因は葉酸の摂取不足だと言われています。また妊娠初期のビタミンAの過剰な摂取や、糖尿病や喫煙なども閉鎖障害の発症に関与すると報告されています。妊娠初期に起こる高熱発作やてんかん薬の服用もさけるべきでしょう。神経管閉鎖障害という状態があることが妊娠初期にわかったとしても焦らずに葉酸の摂取に取り組んでいってほしいものです。必要量の葉酸摂取は神経管閉鎖障害のリスクの軽減につながることが報告されているからです。